こんにちは。
FPやまけんです。
『オフショア』
みなさんこの言葉を聞いたことありますか?
金融業界でよく使われる言葉ですね。
オフショアとはoff(離れる)、shore(沖合い)で直訳すると沖合いの外側となりますが、
金融業界では、『オフショア』というのは税金が安い、ほとんどかからないという地域に対して使われています。
日本は累進課税制度でお金持ちほど税金を払わなくてはいけないので、富を持っている人はよく税金のほとんどかからないオフショアの地域を好んで移住したりしています。
そんな国が実は世界には40カ所以上あります。
例えば・・・
アジア地域→香港、シンガポール
中近東・地中海→ドバイ、キプロス島、マルタ島
カリブ海・中央アメリカ地域→パナマ、バハマ、ケイマン諸島、ヴァージン諸島
などがあります。
聞いたことない名前がたくさん出てきていますよね。
このような『オフショア』の地域というのは、
実はもともとあったわけではないんです。
人口も少なく資源もないような地域では経済発展をしていくのはとても難しいことです。
そこで地域の発展を目的として、その地域での税金を凄く安くすれば、富裕層が集まり、企業も集まってきますよね。
そうすると結果的に経済が発展していくわけです。
では実際に『オフショア』と呼ばれる地域の税金は日本とどのくらい違うのでしょうか?
例えば、日本と香港を比べてみましょう。
日本 香港
所得税(最高)
45% 17%
法人税(最高)
29.74% 16.5%
キャピタルゲイン税
20% なし
相続税(最高)
55% なし
いかがですか?
全然違いますよね。
お金を持っている人からすれば、日本にいたら取られてします税金を香港に行くことによってそれを運用に回すことができるのでとてもメリットが大きいわけです。
ただし、注意してください!
例えば香港で香港ドルで運用していても、日本円に戻した時点で、利益となり税金の申告が必要になります。
しっかり税金を申告しないとあとで痛い目にあいますよ。
税金に関しては知らないじゃ済まされないこともあるので、しっかり理解していく必要がありますね。
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